今回は失敗談というか、前職でしてきたミスの紹介(?)
僕は前職で、就労継続支援B型事業所につとめていたが、数えきれないくらいのミスをやらかし、怒られ倒した。
しかしそれらのミスは、すべて発達障害によるミスやったみたい( ̄ω ̄;)
どんなミスをしたかを紹介し、改善策がないかを考えてみたい。
どんなミスをするのか?
全部書くと途方もなく文章が長くなるので(汗)いくつか抜粋して紹介するよ。
仕事を何1つ覚えられない
とにかく覚えられない( ̄ω ̄;)
ゴミの捨て方にしても、全部捨てたつもりが一か所だけ捨て忘れたりとか。
本当に簡単なこと/ささいなことでミスをしてしまう。
注意されたにもかかわらず、同じミスを繰り返す
注意されれば、次回から気をつけようとするのが普通だが、これがまた改善できない。
お昼ご飯のときに食器を出したりお茶をくんだりするのだが、とにかくどんくさいようで、毎回「何をやってるの」と注意される。
メモの取り方がヘタ
受けた注意は忘れないようにメモしてみるのだが、そのメモの取り方がどうも要領が悪い。
普通はポイントを押さえてメモをするのだろうが、指示を聞いても何がポイントかが判断できず、聞いた言葉を全部メモしようとする。
当然、全部メモしきれるわけがないので漏れもでるし、後から見返してもわからないメモの完成である( ̄ω ̄;)
メモをとっても、ミスをする
メモを取っても、あとでそれがどこに書いたのかわからなくなったりする。
あるいは、先に書いたようにハチャメチャなメモになっているので、見返したとしてもわからず、結局仕事をミスしてしまう。
あからさまなケアレスミス
例をとって説明すると、「毎回、炊飯器のふたを洗い忘れる」ことを繰り返したことがあるよ。
うちの職場では炊飯器で昼のご飯を炊いてるけど、後片付けで炊飯器のおかまは洗うが、なぜか炊飯器の上ぶたを毎回洗い忘れていた( ̄ω ̄;)
自宅の炊飯器では洗い忘れることなんてないのに( ̄ω ̄;)
まったく不可解だった。
懇々と説教を受けても、次の日には忘れている
大きなミスをやらかして、定時後に残されて懇々と説教を1時間ほど受けたのだが、次の日にはそんなことすっかり忘れてまた同じことを繰り返していた。
困ったことに、具体的にどんなミスだったのか覚えていないし、どんな説教を受けたのかもまったく覚えていないのだ( ̄ω ̄;)
せかされるとミスをする
立ち上がったばかりの事業所だったので、かなり仕事はせわしなかった(と感じていた)。とにかく「早くやれ」とせかされることが多かったのだが、
せかされる → あわててミスる → 怒られる → また怒られるの怖くて焦る → ミスる
の悪循環( ̄ω ̄;)
毎日怒られる
こんなケアレスミスが毎日続いた。
しかも一日に何回も( ̄ω ̄;)
怒られない日はほとんどなかったと思う。
そうすると、怒る側はだんだん腹が立ってきて感情的になり、きつい調子で怒るようになる。
きつく怒られるとこちらはどんどん怖くなる。
しかもなぜ怒られているのかこちらはわからない( ̄ω ̄;)
なので何をするのも怖くなり、びくびくしながら仕事をすることになる。
解決策は?
僕の持つ発達障害、自閉症スペクトラムは、治療方法がない。
正直、解決策と言えるものは僕も見つかっていない( ̄ω ̄;)
ぶっちゃけ、仕事を変えるしかない。
仕事を変えてもらうよう頼むなんて無理なので、「退職」という選択肢しか思いつかない(汗)
「そんな。。。」と思うやろうけど、僕もやむを得ずその選択肢を選んだよ( ̄ω ̄;)
B型事業所は、複数の仕事が同時並行で動く。電話取ったり、利用者さんから声かけられたり、自分の仕事したり。。。
発達障害はこの、「複数同時の作業」が苦手なのだ。
自閉症スペクトラムに向く仕事は、対人関係の絡まない、複数同時並行でない仕事。
最初に指示だけを聞いて、あとは一人で黙々とやる作業がいいようだ。
あなたが悪いんじゃない!
これを読んでるあなたも、同じように毎日怒られて苦しんでいることと思う。
僕も経験したので、その苦しさは痛い程よく分かる。
でも、それは「あなたが悪いのではない」ということを知ってほしい。
立派な精神障害なんや。
「退職」というのは苦しい選択肢やけど、でも正直、それを選んだ方が苦痛から解放され、楽になれる。
僕はいま、前職を退職して無職になっているけど、その選択肢を選んでよかったと思っている。
今度は就労移行支援で訓練を受け、「障害者雇用枠」で就労することを考えている。これなら発達障害であることを配慮してもらいながら働くことができる。
「退職」。
とてもつらい選択やと思うけど、これも1つの方法。
どんな仕事であれ、ずっと続けていける仕事でないとやはり意味がない。
いま、怒られて苦しんでいる人がこの記事を読んで、一人でも多く楽になっていかれれば、僕もこの記事を書いてよかったと思える今日この頃( ̄ω ̄;)