知っている人もいるかもしれないが、携帯電話3社(docomo、au、Softbank)では障害者を対象に、携帯電話の利用料を割引する制度を実施している。
しかし、かつて携帯電話代理店から顧客情報が漏えいする事件が起こったことは記憶に新しい。このため、自分が障害者であることが世に知られてしまうのでは?という懸念を感じて、割引制度の利用をちゅうちょしている人もいるのではないだろうか。
とどのつまり、もれる心配はあるのか?
結論から言うと、障害者であることがばれてしまう心配はない。
ただし、障害者であるということが情報漏えいすることはありえる。
「どっちやねん」といわれそうだが、順をおって説明していこうと思う。
そもそも、どうして情報漏えいするのか
顧客情報の入っているコンピューターを、携帯電話代理店のどの社員も利用できる=顧客情報にアクセスできるからである。
こうした代理店の社員が、お金欲しさなどの理由で顧客情報を第三者に不正に提供するといったことがあるため、情報漏えいが起こるのだ。
しかし、店舗においては顧客情報へのアクセスを制限するわけにはいかない。窓口で客対応をしている社員が、顧客情報にコンピューターでアクセスできないと仕事にならないからである。
こういった理由から、顧客情報が漏えいするリスクが常にあるといえるのである。
参考記事:ソフトバンク携帯顧客情報漏洩、別の代理店元社員を逮捕 愛知県警
なぜ、ばれてしまう心配がないのか
これに関しては、精神障害者を支援するNPOに問い合わせて回答をもらった。回答は以下の通り。
「個人情報で犯人がほしがるのは多くはお金です。クレジットカード情報や金融機関の情報で、障害者かどうかであるかの情報には興味がありません。ですので問題ないと思います」
つまり、情報漏えいはあっても、障害者であるかどうかの情報が盗られることはないということで、特に心配しなくてもよいということだ。
まとめ
これを聞いて僕は、障害者割引のサービスを利用することにした。月々安くなるので助かっている。
なお、障害者割引を受けるには障害者手帳が必要になる。障害者手帳を持っていない人はこれを機会にぜひ取ることをオススメする。
心療内科・精神科に6か月以上通院していれば取得することができる。詳しくはかかりつけの医師に相談。